McQueen sweater [STRATHTAY by INVERALLAN ]
こんにちは。
武蔵小杉のセレクトショップ
tranescent(トレンセント)です。
さて、本日は限定の新作のご紹介です。
とても素敵なものなので皆様に喜んでいただけたら嬉しいです、、
突然ですが、大阪の名店であるSurf & Tailor MOATさんをご存知でしょうか。
アメカジやサーフカルチャーだけにとどまらず、
テーラリングにまで見識の深い堀哲郎氏が手がけるお店です。
なんばから程近い、南海線の高架下に位置した広々とした解放感のある空間の中で、
ゆったりと洋服が見られる空間は本当に最高です。
そんな、Surf & Tailor MOATさんの別注アイテムを当店でお取り扱いさせていただけることになりました。
McQueen sweater
[STRATHTAY by INVERALLAN]
さて、マックイーンセーターと名付けられたこちらのセーターは、
今もなお映画界でファッションアイコンとして知られる、
『Steve McQueen』が1968年公開の映画:「華麗なる賭け」の劇中で着られていた
アランセーターを現代のファッションにアップデートし復刻した、特別なセーターなのです。
また、個人的には、昔からINVERALLANの1A(クルーネック)や3A(襟付きカーディガン)セーターをよく着ていたのですが、
サイズアウトしてしまったのでしばらく着ていませんでした。
そして、以前からMOATさんがどこを探しても出てこなかったので作ったというのは知っており、
ずっと良いなぁと思っておりました。
実は、この手のクラシックなアメカジスタイルからは離れていたこともあり、
INVERALLANには縁遠かったのですが、
このニットを見た時に改めて自分の好きなものが再確認できた、という
個人的にも思い入れのあるセーターなのです。
McQueen sweater
取扱した理由について
さて、こんな素敵なセーターをなぜ当店が取り扱わせて頂くことになったのか。
それは、クラシックなアメカジスタイルから少し離れていた自分が、
久しぶりにインバーアランを見た時に新鮮さを感じたからなんです。
アメカジドンズバな世代の私より先輩方には定番のアイテムかもしれませんが、
私たち世代やもう少し下の世代の方達にはもしかすると、ご存知ない方もいらっしゃるのでは。
そう、当店のお客様たちにも新鮮に映ってくれるのでは、という想いからなのです。
そして、私たち世代や少し下の世代の人たちは、
良い意味で既存のセオリーを無視したスタイルが見られるのではないか、
という気持ちを込めてセレクトさせていただけないかとお願いをしました。
アメカジをもっと自由に
そして、アメカジの文化は少し気難しく、知っていないと取っ付きにくい側面を肌で感じております。
しかし、ファッションである以上、そこに自由はあって良いと思いますし、
型にハマらない良さを体感し、アメカジという文化をもっと身近に感じられたら良いな、と思っております。
私自身アメカジは世代ではありませんが、憧れて通ってきた道であります。
「こうではないといけない」ではなく、「こうであっても良いよね」という
柔軟なアメカジのスタイルを取り入れていけたらと願っております。
また、当店はアメカジやアメトラをベースにしたスタイルを提案しておりますが、
それは必ずしもクラッシックなだけではなく、新鮮さ、そして、捻りを効かせたスタイルを提案しております。
つまり、インバーアランをご存知の方にはもちろんですが、ご存知ではない方にこそ、
このMcQueen sweaterを見ていただきたいんです。
そうそう、回り回って、おじいちゃんの洋服や父親の洋服を着た時に、
新鮮に映ってなんかしっくりくることってありません?
それと同じ感覚だと思ってもらえたら嬉しいです。
それを自分たちの世代らしくアレンジしてもらえることも素敵だと思っています。
McQueen sweater
ただの復刻ではありません。
さて、McQueen sweaterですが、何が復刻なのかをご説明しましょう。
具体的には肩の仕様をラグランからセットインへ変更し、
編み柄であるニッティングパターンを劇中のものと同じものへ復刻しております。
簡単に言っておりますが、なかなか大変なことをおこなっております。
元々インバーアランの1A(クルーネックセーター)は肩の仕様がラグラン仕様なのです。
つまり、この仕様を変更するということは、
ほとんど形を変えるのと同じくらい大変なことなのです。
そして、セットインスリーブゆえに型周りにボリュームが出てしまうため、
ここを修正するのがとにかく苦労した様です。
INVERALLANでの生産
劇中で着られているセーターはインバーアラン製のものよりも、
おそらく薄手のものなのでボリュームが出にくい様ですが、
INVERALLANで作ることの良さも生かしながら制作したいという思いもあったようで、
実際にサンプルを何度もやり直した手間とこだわり様です。
海外のブランドにサンプル依頼して何度もやり直すって、結構大変なことなんです、、、
そして、インバーアランは昔はピッタリ着る印象でしたが、
そこは今のファッション感度も考慮しての程よくゆとりのあるサイジングに変更されているところも
私がこのセーターを気に入っているポイントなのです。
McQueen sweater
職人による手編み
もう一点、McQueen sweaterにおいて特筆すべきところがあります。
それは熟練のニッターによる手編みというところです。
1着生産するのに50〜90時間ほどかかると言われております。
それ程手間と暇をかけて製作している、正真正銘の手編みのセーターなのです。
そして、同じものではありますが、微妙に1点ずつに風合いがあり、
同じものは二つないというところもハンドメイドならではです。
現代のように化学繊維で高機能をつけた生地や製法とは一線を画して、
未脱脂という、油分が豊富に含まれた羊毛を糸にすることで、耐水性と防風性、そして保温力を上げた昔ながらの製法を維持し続けております。
もちろん、高機能ハイテクものも好きなのですが、こういった手間暇かけてとか、ハンドメイドで1点ずつ風合いが違うんですとか、そういうものに昔から弱いんです。笑
McQueen sweater
生産国について
また、McQueen sweaterの生産国はインドですが、品質管理の徹底はもちろんなのですが、
実はインドは手先が器用な方が多く、繊維産業や英国のミリタリーを手掛けている工場も多く
歴史的に職人が生まれやすい環境でもあるのです。
そのため、しっかりクォリティーを維持しながら作られているところが本当にすごいんです。
余談ですが、SEVEN BY SEVENも一部インド生産ですが、
クォリティが圧倒的に高く、日本や欧米でこんなことやってくれないよね、、みたいな難しい工程を踏んで出来上がったものも多いんです。
実物を見ていただければご納得いただけるはずですよ。
[STRATHTAY by INVERALLANとは]
そして、気になる方も多いであろう、STRATHTAY(ストラステイ)について。
インバーアランじゃないの、と思う方も多いかと思いますが、
結論から申しますと、INVERALLANです。
インバーアラン社が販売戦略の一環としてSTRATHTAYの名前で展開している様です。
決して偽物や、セカンドグレードのラインという訳ではありません。
その証拠に下げ札にもINVERALLAN LIMITEDの文字が記載されております。
それに、万が一下げ札にその文字がなかったとしても、
この凹凸感と職人技の温もりに溢れた手編みのクォリティには納得いただけるはずです。
詳しいことがわからなくても、「おぉ、なんか良いニットだなぁ」というのはわかるはずです。
McQueen sweater
サイズについて
サイズ展開は34~44の6サイズ
165cm/70kgでサイズ38がジャストサイズです。
ゆとりを持って着るのなら40サイズ。
個人的には38サイズが着用した感じは好みでしたが、
インナーにシャツを着るとなると40サイズでも良いのかと思います。
私と近い大家にの方やもう少し細身な方でしたら、同じサイズ選びをして頂くとわかりやすいかと思います。
下記画像を参考にしてみてください。
今っぽく着るなら、40サイズ。普遍的に着ていくなら38サイズというイメージでしょうか。
また、インナーに何を着るイメージかによっても変わってくるかと思います。
McQueen sweater
一枚で決まるセーター
さて、これまでつらつらと書いてきた訳ですが、
結局一番何が良いのかと言いますと、
何を着るか迷った際にはこれを着ておけば間違いない雰囲気の良さ、です。
急に抽象的ですいません。笑
いえ、このセーターはそれだけ感情に訴えかけるものがあると感じるのは私だけではないはずです!
作りが良かったり、素材が贅沢とか色々ものとしての良さはありますが、
着た時に気分が上がるのか、ということが洋服において一番大切だと思います。
袖を通した時に感じるあの高揚感です。
「あぁ、いいもの着ているなぁ、気分良いなぁ。」となるはずです。
もちろん周りから見ても、「あっ、なんか良いセーター着ているな」と思ってもらえることかと思います。
世の中には良いものが溢れておりますが、
ここにしか無い特別なMcQueen sweaterを着て、外出する時の気分を上げてみてはいかがでしょうか。
たまにはご自身を甘やかしてあげてください!笑
さて、
本日もご覧いただきありがとうございます。
ご試着お待ちしております。
また、何か気になられることや
ご質問はお気軽にお願いします。
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それではこの辺で。
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